この話は私が債務整理で借金から立ち直った話です

私は過去に、家族合わせて1500万円を超える借金地獄に苦しんだことがあります。そしてとても自力で返済することが出来なくなり、債務整理という方法で人生を立て直しました。私は実際に自分で債務整理をするまでは、自己破産したりすると、その後の人生が台無しになってしまうと思い込んでいました。

 

しかし実際に、私は自己破産、妻は特定調停という手続きを行った結果、人生が台無しになるなんてことはないと分かりました。むしろ逆に、人生を立て直すチャンスになるのです。きちんと法的な手続きを踏んで整理するのは、悪いことではありませんし、関係者に対してもけじめをつけることができます。

 

もしこのページを読んで頂いている方が、今現在、借金に苦しんでいるのだとしたら、ぜひ債務整理という方法を検討してみて下さい。私の経験談が少しでも勇気になれば幸いです。

私が借金をした経緯をお話します

私が大きな借金をした一番大きな原因は、私の母親が数十年に渡り重篤な病気の治療をしていた為です。私が幼い頃からその病気にかかっており、完全に治す事は無理でそれ以上進行するのを防ぐだけで精一杯でした。

 

病院はほぼ毎日のように掛からなくてはならず、高額な注射や薬診察代など、毎日のように医療費がかかっていたので、生活は苦しい状態が続いていました。私たち子供が就学中は父の給料のみで生計をやりくりしていましたが、当然、時折発生する入院費など足りない部分は銀行などから借り入れを行い生活していたのが現実です。

 

それでもバブル期が続いていたころは、何とかやっていたのですが、その後、バブルが崩壊し、父も早期退職となり収入も大きく減っていくと、借り入れ先として、消費者金融などから借りなければいけない状態になっていました。

 

私も大人になり働くようになって、給料の一部を家計にと渡していましたが、それでも医療費が高額な為また借金の返済もあり自転車操業が続いていきました。私も今の妻と結婚しましたが、妻には家計の状態も理解してもらった上で両親の住む実家で一緒に同居をする事になりました。

 

両親の消費者金融からの借り入れが実際にはどのくらいになっていたか分かりませんが、返済に追われる毎日の為、次第に私達も名義貸しをして借金返済や医療費や生活費をまかなうようになってしまいました。

 

両親そして私と妻4人の借金総額は1,500万円を超えていたと思います。その後母は癌を最終的に患い他界しましたが、借金は生きている私たちにそのまま残りました。

 

とても自力で返済出来る借金ではありません。

 

その為話し合いをして、債務整理を行うと決めました。債務整理とは、借金の返済計画について、貸してくれた業者と協議をして、返済方法や返済額を再設定するという手続きです。もちろん業者には迷惑をかけますが、私が破綻して全く返済できなくなるよりはましです。そして父は父の兄弟に1000万円を借り、それを毎月返していく形になりました。

 

私と妻の名義の借金は債務整理をする事にして、金額の大きかった私は自己破産、金額の少なかった妻の分は特定調停という形になり借金を整理しました。色々な複雑な状況もありましたが、借金を大きくしてしまう前に何か方法はなかったのかなど、今ではそう感じています。

私が借金をどこから借り入れたかについて

私が両親に名義貸しして主に借りていた借入先は、消費者金融がメインになります。社会人になりたての頃はまだバブル全盛期で、20歳の私に、銀行も100万円程度のお金はすぐに融資してくれました。

 

しかしバブル崩壊後、銀行や信用金庫邸でのローンは一切審査が通らないようになり、名前を社会的に知られ始めた消費者金融に借りることになりました。消費者金融は、当時は「サラ金」という方の名前のイメージが強く、そんな所でお金を借りるなんて人生の落胆者だという気持ちが自分でもありましたが、母の医療費や生活費を捻出するにはそこしか貸してくれる所がなかったのも事実です。

 

ただ、やはり当時の利息は20%ぐらいあったので、返済額はかなり大きく借金はすぐに膨らんでいきました。当時は今のように総量規制などなく、借金がどこまで増えても消費者金融は貸してくれましたので、私名義で言えば300万円の借金を抱えていても貸してくれる所がたくさんあったのが現状でした。

 

借りてはいけないと分かっていても、借りなければ母の治療も生活も出来ない状況に甘え、この先このままいけばどうなるんだろうという強い不安を感じながらも、病気の母の為にはという言い訳で借り続けたのです。

 

自分達にも子供が出来て成長していく中で、妻は生活費の工面の為に数社から借りるようになり、私も妻も手詰まり状態になっていきました。母は病気のため働けないので毎日お金の事を考えて工面していたようで、まだ借りていない消費者金融を当たってはお金を工面していました。

 

その姿を見ているのも辛かったけど、それしか方法がないと思っていたのでただそれを見過ごしている自分がいました。母が亡くなるまではそんなどん底状態が続き、家庭内でも笑顔は作り笑顔の用な状態になっていき、誰もがぎりぎりの精神状態で、疲れ果てて、お金の事を考える事から逃げていました

 

来る日も来る日も、一日が過ぎれば、つかの間ホッとして、でもまた次の朝を迎えればお金の事を考えなければいけない状態で、辛い日々を過ごしていました。本当に宝くじが当たればと真剣に思い、いつか何とかなると信じるしかなかったのです。

 

それだけの借金になると、銀行などでまとめる事も出来ません。それでも、ダメ元で、少しでも何とかならないかと銀行に何回か相談に行った事もあります。当然ながら無理でしたが、すがるような気持ちで一杯だったのです。

悩んた結果、とうとう債務整理に踏み切りました

私としては、もう、父名義の持ち家を売却してある程度精算する、債務整理をして借金をなくすという方法しか考えていませんでした。債務整理というのは、借金をしている業者などと交渉して、返済計画を立て直したり、過払い金があれば取り戻したりする事を言います。

 

その後、母が亡くなり一通り落ち着いた頃、私は父と妻に債務整理の話をしました。借金の総額は3人合わせて、約1500万円、借入件数も3人で15社には達していたと思います。当然、返済しようと思っても全額は無理だと判断しました。

 

毎月何とか利息は支払いをしていたので、厳しい取立てなどはありませんでしたが、これ以上続けると、いずれ利子も払えなくなる日も近い、と危機感をつのらせていました。債務整理をする事により、どんな結果が待ち受けているか、想像出来ませんでしたが、今より何かはマシな状況になるはずと信じて、債務整理に関して個人的に集めた情報を父と妻に伝えたのです。

 

今では債務整理がどんなものかが、ネット上でも情報がたくさんあるのである程度はつかめますが、当時はネットがまだ完全に普及していない時代でしたので、私が収集した情報は、本屋や、詳しい知人の話などから入手したものでした。

 

債務整理とは、借金を減額したり、返済計画を立て直したりすることを言います。個人でもできますが、弁護士や司法書士に相談するほうが安心です。もちろん、いきなり弁護士事務所を見つけて債務整理を申し込むのは勇気がいりますので、まずは匿名の無料相談で、状況を診断してもらうのがよいでしょう。

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これは私の思い込みだったのですが、債務整理をすると消費者金融を怒らせてしまい、こわい取立ての人が来る、というイメージがありました。しかしそれでも耐えなければいけないと思い、何度も何度も3人で話し合いをしました。

 

もし、債務整理をしたことで、勤めている会社にいづらくなっても、他の仕事を見つけて働くしかないし、兄弟から縁を切られても自分たちが生きて行く道を作らなければいけないという気持ちで一杯でした。これも私の思い込みでした。

 

しかし多少の犠牲を払っても、まだ先の長い人生や、子供たちの事を考えれば、自分の代で借金苦の生活にピリオドを打ち生活を立て直しておかないと大変な事になるとも感じていました。自分なりには母の為に仕方がなかったと言っても、借りたお金を返さないという事が悪い事であるという気持ちもあり、葛藤していたというのが正直なところです。

 

だから実際に債務整理に踏み切るまで3ヶ月くらいはかかっていたと思います。

 

ただ、父の借金については、父の兄弟に、債務整理をするという話をしに行った結果、1000万円というお金を親戚から借りる事ができるという話になり、親戚からお金を借りるという重圧以上に、債務整理をしないで済む事にホッとしていた様子でした。

 

私は、今回きちんと債務整理をして清算するべきだという気持ちになっていたのですが、それは父なりの判断だし、私たち夫婦が口を出せる事でもないと判断して、後は自分たちの分の借金をどうするかという決断だけが残りました。

 

父を除く、私達夫婦2人分でも500万円という借金を、当時の20%を超える金利で払っていくのはやはり厳しいし、「今、借金を整理しないと、このままずるずる行っても人生を取り戻せない」という気持ちをお互いに確認して、2人で自己破産をしようと決断したのです。

 

そう決めてからは、行動は早い方が良いと考え、何も分からないので法律事務所に相談に行く事にしましたが、「どれだけの費用がかかるのだろう?手続きに取り掛かった時から、取り立て屋がくるのでは?本当に大丈夫なんだろうか?」など言い尽くせないほどの恐怖心との葛藤がありました。

 

それでも立ち直らなければいけない。そういう気持ちを強く持つには、妻と子供の顔を見て自分を奮い立たせるしかありませんでした。

私が実際にやった債務整理の流れについて

結論から言うと、私個人名義の借金については、結局自己破産を行いました。

 

まず、私は法律事務所に有料相談に行きました。いざ自己破産と言っても、実際には何をどうしたら良いかなど全く分からなかったからです。30分5000円の相談料で自己破産をしたいとの趣旨を説明し、弁護士からの話を聞きました。弁護士からの説明は料金の説明だけですぐに終わり、取り敢えず着手するのに着手金10万円が必要でそれがないと始まらないとの説明でした。

 

当然そんなお金をすぐには用意出来ないので、一旦家に帰って考える事にしました。家にはお金がないし、兄弟や親戚にも知られたくなかったのでかなり悩みました。そして最終的に出した答えは、自分で自己破産の手続きをするというものでした。急いでネットで情報収集をして、自分で裁判所に行き手続きの開始をしました。

 

当然素人なので、裁判所の人1から10まで全てを教えてもらいながらの日々が続きました。必要な書類を揃えるのに何日も掛かり、裁判所に提出する陳述書などは何度も書き直しを命じられ、本当に精神的にきつい日々が2ヶ月半くらい続きました。

 

こういう面倒な事を一切法律事務所に依頼出来れば、本当に楽なんだろう、と思いましたが、一度やると決めた以上は最後までやり通さないといけないし、結局は自分の蒔いた種なのだから、と意思を強く持つ事で何とか乗り越えられました。

 

最後の難関である法廷への出廷では、何人かまとめての略式裁判みたいな感じでした。他の人は弁護士などに依頼しているので、出廷も代理人である弁護士がしていましたが、私だけは自分で行ったので私自身が出廷し裁判官とのやりとりを行いました。

 

裁判官から順番に質問が行われ、プロである弁護士達は次々と終わっていく中、私は1人残るように言われました。陳述書などの中身について何点か質問され、私が説明を足していくような内容でしたが、なんとか無事に終わり後は「免責決定」の通知が届くのを待つだけになりました。

 

約2週間後裁判所からの「免責決定」の通知が届き、晴れて借金ゼロになりました。その時の気持ちは、ホッとしたという気持ちは当然ありましたが、それよりも社会的に罪を犯したかのような気持ちの方が重くのしかかりました。法的な手続きですので、もちろん犯罪を行ったわけではありませんが、借金を帳消しにしてもらったというのは、何か悪い事をしてしまったような気になるものです。

 

また、これからが大変だし、覚悟を持って生活をしていかないといけないという気持ちにもなりました。妻の方も同じく自己破産の申請で裁判所に行きましたが、私の借金がなくなったので、少しは自力で返済出来るはず、との裁判官の判断で、特定調停という形になりました。結果的には裁判所が決めた金額を1年間貯蓄して、債権者に振り分けて決着がつきました。

債務整理をしてから7年たちます

自己破産特定調停という方法で、私達夫婦が借金苦から開放されてから、早いもので7年が経ちます。借金がなくなり精神的重圧はかなり減りましたが、逆に一切借金せずに生活を考えなければいけないというのは、実際、結構厳しいものがあるのは事実です。

 

生活をしながら、すぐに大きな貯金が出来る訳ではないので、車の車検費用や子供の学校に掛かる費用等大きな出費があるとすぐに少し貯めたお金はなくなっていきます。父との同居も続けているので食費もかかるし、医療費や家の修繕などの費用も見なければいけません。それでも何とか7年間、過ごしてきました。

 

債務整理をして、自分の中で変わったのは、何より気持ちの面が強く簡単にお金を借りない、要らないものは買わない、など全てが現実的に考えられるようになった事です。大きな貯金は作れないけど、そんなにお金も減らずに何とかやっていけるものです。

 

もちろん出費面で苦しい時もありますが、色んな知恵を絞ったり、お得な情報を集めて、やりくり出来たりして生活をしています。現実的には足りない時は、父や兄弟に借りて返せる時に返すといった事もありますが、金融機関から借金をしなくてもしのいでこれています。

 

債務整理をする前の当時であれば、きっとすぐに消費者金融に走っていたかも知れませんが、今はそんなことはしません。たとえば今度、子供が専門学校に行く事になり、準備金として50万円くらいの現金が必要になりました。相次いで大きな出費が重なったので全く足りずに、30万円ほど不足しましたが口座を開設していたネット系銀行のローンの審査に通る事が出来ました

 

必要な分だけを使おうと決めていますが、正直言うと、まさか審査に通るとは思ってもいなかったので正直びっくりしています。7年経ったからか5年を過ぎたからなのかは分かりません。貸してくれた銀行の基準もあるでしょう。

 

でも一番感じたのは、あの時に決意して債務整理を行った事で今回自己破産から7年で審査に通る事が出来たとしたなら、あの時の決断とタイミングで本当に良かったという事です。

 

私たち家族は法律の元に生活を再建する事が出来ました。借金地獄を経験して、色々な絶望感を味わいましたが、それでも救ってくれた裁判官や国の制度に感謝しています。お金がなければ生活は出来ません。でも無駄なお金を簡単に借りる事によって、自分の人生が大きく左右されるという事を、身にしみて分かりました。

 

債務整理とは、借金を減額したり、返済計画を立て直したりすることを言います。個人でもできますが、弁護士や司法書士に相談するほうが安心です。もちろん、いきなり弁護士事務所を見つけて債務整理を申し込むのは勇気がいりますので、まずは匿名の無料相談で、状況を診断してもらうのがよいでしょう。

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